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専門施設を開業するのも一つの手

専門施設を開業するのも一つの手

eスポーツの専門施設を開業する

eスポーツ業界で仕事をするなら、eスポーツ施設を開業するという方法もあります。個人で運営する施設なので、大規模な会場というよりはネットカフェのような小規模なスペースをeスポーツ専門施設として活用するイメージです。施設を開業するためには、幅広い面での準備が欠かせません。基本となる部分はネットカフェを開業するために必要な準備とほぼ同じです。ただし、eスポーツ施設ということで、コンピューターの選択には十分な注意を払う必要があるでしょう。単なるWebサイトや動画の閲覧だけでなく、eスポーツに対応できるだけのスペックがあるPCを準備しなければなりません。一般のゲーマーにはなかなか手が届かないようなPCを目玉にすれば、集客効果も期待できます。

法律面はしっかりとチェックする

eスポーツ施設を開業するにあたって絶対にチェックしておくべきなのが、法規制などについての知識です。例えば、施設で大会を開催して出場者から料金を回収し、そこから賞金を出すのは賭博行為とみなされる可能性があります。この場合正解なのは、出場者から回収した料金を大会の運営費用に充当し、スポンサーから得た資金を賞金にすることです。ただし、ここで気をつけなければならないのが、「不当景品類及び不当表示防止法」です。eスポーツ大会の賞金がスポンサー企業からの景品に当たる場合は、賞金の金額に上限が設けられることになります。具体的には、大会のスポンサーが大会で使用されるゲームの売り上げから収益を得るというケースです。この点は専門外の人による見極めが難しい部分もあるため、この分野の専門家からのアドバイスを求めるようにしましょう。
次に重要なのが、「風俗営業法」に関する部分です。賞金をかけたeスポーツ大会を開催したり、飲食業を営むお店が料金を徴収したりする場合には、営業許可を取らなければなりません。そのような形で営業許可がないまま大会を運営してしまうと、風俗営業法に違反してしまうことになるので注意が必要です。個人の力ですべての条件をチェックするのが難しいと感じる場合には、eスポーツ施設開業サポートをサービスとして提供している業者に相談するという方法もあります。どちらにしても、eスポーツ施設開業にあたっては準備すべきことや勉強すべきことが数多くあるということだけは理解しておく必要があるでしょう。
開業まで無事にこぎつけることができれば、あとは施設の運営やイベントの企画など別のフェーズに移ることができます。最初は少し大変かもしれませんが、しっかりと準備した上で開業すればeスポーツ業界の中で活躍し続けることができるでしょう。