ゲームを生み出す【エンジニア】
eスポーツを開発するエンジニア
eスポーツの世界で活躍する職種として忘れてはならないのが、ゲームを開発するエンジニアの存在です。eスポーツのプロゲーマーが活躍する表舞台にこそ出てきませんが、エンジニアの存在がなければeスポーツが成り立ちません。ゲームエンジニアになるために必要な資格や学歴はなく、実力があれば十分に勝負できます。業界未経験であっても、実力次第でゲームエンジニアになるチャンスはあります。ゲーム開発を行う企業に就職するなら、専門学校や大学、プログラミングスクール等でプログラミングのスキルを身につけているならなお有利です。ただし、人気が高い大手コンシューマーゲーム企業の場合、実力と学歴の両方が求められることになります。
あると有利な資格
ゲームエンジニアとして少しでも強みを持っておきたいならば、IT系の資格を取得しておくといいでしょう。おすすめなのが、「基本情報技術者」です。この試験は国家試験で、ゲームエンジニアに限らずすべてのエンジニアに役立つものです。基本情報技術者の試験は年に2回開催されており、合格率はおよそ20%から30%程度と難易度はやや高めです。難易度が高いとはいっても独学で十分に対応できる試験なので、エンジニアを目指すならば早いうちから意識して学習を進めておきましょう。
エンジニアにはあまり関係がなさそうに思われがちな英語も、ゲーム業界においてはかなりのウェイトを占める場合があります。ゲーム開発のプロセスにおいて英語の仕様書や情報、外国人エンジニアなどに触れる機会が多く、語学力が仕事の質に直接関係してきます。英語力を効果的にアピールするために役立つのがTOEICです。スコアは高いほどいいので、ハイスコアを目指してチャレンジし続けましょう。
ゲームエンジニアに向いている人
ゲーム開発のエンジニアにとって最も大切なのが、ゲームが好きであるということです。ゲームが好きだからこそゲームファンの気持ちが理解できますし、ゲームファンを熱狂させるゲーム開発への情熱を燃やすこともできます。「ゲームエンジニアになりたいからゲームを好きになろう」というよりは、「ゲームが好きでたまらないからゲームエンジニアになりたい」という人のほうがより向いているかもしれません。
ゲームが好きという気持ちがベースにあるとして、次に大切なのがものづくりに対する関心です。ものづくりが好きな人は、イメージする完成品に近づけるべく試行錯誤するプロセスに楽しみを見つけだすことができます。ただし、ゲームを完成させるまでの道のりは険しいため、心身ともにタフさが求められます。ひたすらプログラミングに集中したり最新技術について勉強したりと、コツコツ努力をし続ける気持ちを強く持つことも大切です。