大会を企画・運営する【大会スタッフ】
eスポーツの大会スタッフとは
eスポーツの大会は国内外の様々な場所で開催されており、そこでは多くのイベントスタッフが働いています。eスポーツの大会スタッフは、大会の企画や運営に携わる職種です。イベントを開催するにあたってどのゲームを採用し、大会をどのように演出していくのかなど、具体的なことを考え実行していかなければなりません。大会で大きな注目を集める賞金をどのぐらいにするのかも企画の一部です。eスポーツの大会は実況や照明、音響などの環境面の整備から、観客動員のためのプロモーション活動までやるべきことが幅広くあります。ターゲットが世界なので英語力も欠かせません。イベント開催にあたって様々なジャンルのビジネスと接触するため、一通りのビジネスマナーも求められます。
大会スタッフの仕事
eスポーツの大会を企画するにあたってまず行われるのが情報収集です。過去のイベントの企画内容や参加状況、賞金、プロモーションの方法などをヒントに企画を練ります。知名度の高いプロゲーマーを招待するなど、大会の目玉を用意して集客につなげます。関心ある人の目を引くようなパンフレット等の広告を作成するのも重要な仕事です。会場を設営するにあたっては、演出のための機器類のチェックやスタッフのオペレーションなどを行います。大会を支えるスタッフには、演出監督、イベントプロデューサー、カメラマン、音響・照明スタッフ、機材の搬入、搬出、設営スタッフ、実況者、解説者など、様々な専門家がいます。それらのスタッフを取りまとめながらイベントを運営するためには相応のスキルが求められます。
大会スタッフになる方法
eスポーツ大会に携わるスタッフになるためには、ゲームに関するイベントの企画を手がける会社に就職する必要があります。未経験でもチャンスはありますが、イベント運営の経験があったり機材の取り扱い方法や演出についての知識やセンスがあればさらにチャンスが広がります。イベント運営にまつわる知識やノウハウを基礎からしっかりと身につけたいならば、専門学校で学ぶという方法もあります。プロゲーマーを支えるスタッフなので、プロゲーマーに匹敵するほどのゲーム力は求められていません。しかし、ゲームのトレンドに関する情報収集や戦い方などについての基礎知識は必須です。様々な分野のスタッフと国際色あふれるイベントを作り上げて成功させるためには、英語力やコミュニケーション力、ビジネスマナーが必要です。イベントスタッフになるために必要な資格は特にありません。ただし、1つのことに長けているというよりは、幅広いジャンルの知識やノウハウをバランスよく身につけている必要があります。